TOP > しびれの真実を探る > しびれ…様々な治療方法

しびれ…様々な治療方法

しびれの真実を探る No Comments

しびれには、一過性症状/慢性的症状があります。一過性のしびれはあまり気にする必要もありませんが、慢性的なしびれとなるとそういう訳にはいきません。
どんな症状でもそうだと思いますが…慢性的症状を放っておくと、そのしびれ自体の原因がわかりづらくなり…結果として、しびれから開放されにくくなるからです。
(もちろん、手遅れになる疾患を発症する場合も考えられます。)
そうならないためにも、私たちたちは「しびれに関する5ヵ条」をはっきりさせる必要があります。

1.しびれている部分はどこか?
2.いつからしびれているのか?
3.どのようなしびれ方をしているのか?
4.どのような姿勢を取るとしびれるのか?
5.どのような随伴症状があるのか?
(随伴症状=しびれを主症状とするならば、しびれに伴ってどのような症状があるのか)]

そして上記の「しびれに関する5ヵ条」を踏まえたうえ、治療院で診断を受ければ専門医も何が原因でどう治療すればいいのか、明確に診断を下すことができると思います。
では、しびれを治療するにはどのような方法があるのでしょうか。
ここでは、「西洋医学=対症療法」と呼ばれる治療方法について触れてみたいと思います。

○薬物療法…薬物療法というと、消炎鎮痛薬を思い出す人も多いと思います。もちろん、しびれに対しても消炎鎮痛薬は有効だと思います。
しかし根底にあるものとして、しびれの原因が何であるか明確にわかってこそ、薬物療法の価値があると思います。

○運動療法…無理のない程度に、しびれる/痛む部分を動かす療法をいいます。運動療法は様々な治療方法と組み合わせることによって、効果が見られる療法でもあります。当然しびれる部分も違うので、しっかり見極めたうえで運動療法をすることが大事です。

○温熱療法…温熱療法の場合、しびれの原因となる患部を温める→血流を促進し、筋肉の緊張をほぐす→しびれを改善することができます。
また温熱療法の場合、温湿布・ホットパック・低出力レーザー治療などがあります。

○牽引療法…牽引療法の場合、椎間板ヘルニアのしびれを改善する療法です。ベッドに横になり、上半身を固定します→そして、重りをつけたバンドを骨盤に装着→骨盤を引っ張る/緩めるといった運動を繰り返し行うことで、椎間板に掛かる圧力を抑えしびれを改善します。
(ちなみに私も椎間板ヘルニアを患い、整形外科で牽引療法をしたことがあるのですが、まったく効果がなく…整体院で治癒した経験がります。もちろん、人それぞれだと思いますが…)
しびれを完治させることは、想像以上に容易ではありません。だからこそ、自分自身で「しびれに関する5ヵ条」を明記し、治療院できちんとした施術を受けることが必要だと感じます。
…しびれが重篤な症状になる前に…

しびれからわかる疾患

しびれの真実を探る No Comments

しびれを引き起こす原因には、様々な疾患が起因しています。脳血管障害・脊髄疾患・手足の末梢神経症など…
では実際に、どのような疾患がしびれを発症させているのでしょうか。
ここでは、しびれが発症しやすい疾患について触れてみたいと思います。

○一過性脳虚血発作(いっかせいのうきょけつほっさ)…
コレステロール値が高い人は、動脈硬化予備軍といっても過言ではありません。そうした動脈硬化予備軍の動脈=脳に繋がっている動脈の内腔が、狭くなっています。
もし動脈硬化予備軍の血圧が急激に変動した場合、一時的に脳への血流が悪くなります。脳への血流が悪くなる→末梢神経に血液が行き届かなくなる(末梢神経=手足の運動を司る部分)→発作的に、手足がしびれることがあります。発作自体は、数分~長くても数時間で治まると思いますが…その兆候こそ、見逃してはいけないのです。
何故なら、この症状こそ一過性脳虚血発作だからです。そして言うなれば、一過性脳虚血発作は脳梗塞・脳内出血の予兆なのです(=脳の血管が詰まりかけている・破れかけている)。
しびれがすぐに治まったからといって安心するのではなく、精密検査・MRIを受診し、脳血管障害の予防をするようにしてください。発症してから後悔しても、「後の祭り」です。

○胸郭出口症侯群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)…
手・腕に伸びている神経・血管は脊髄から伸びていて、肋骨と鎖骨の間にある隙間を通っています。この隙間=胸郭出口といいます。体型にもよりますが…特になで肩(=肩が下がっている)の場合、胸郭出口が非常に狭くなっています。そのため…その部分を通っている神経・血管が圧迫→手・腕のしびれや痛み(肩凝り)といった症状を引き起こしているのです。その疾患を胸郭出口症侯群といいます。
このような疾患を発症する人はなで肩以外に、美容師・先生・キーパンチャーといった手・腕を頻繁に上下運動させる人に多いようです。
胸郭出口症侯群の治療法として、運動療法・ブロック注射・薬物療法などが挙げられます。しかし重篤な症状になってしまうと、手術せざるを得ない状態になってしまうこともあります。

○手根管症侯群(しゅこんかんしょうこうぐん)…
手に伸びている神経は、3つあります。その神経の1つに正中神経があります。正中神経は手首の関節部分のトンネル筒状の中を通っています(=手根管)。
何らかの原因によって手根管が炎症を起こす→正中神経が圧迫される→手のしびれを引き起こします。この症状を手根管症侯群といいます。
手根管症侯群の特徴として、夜中に手のしびれや痛みを発症することが挙げられます。仮に痛みで目が覚めても、指を曲げる/伸ばすことを繰り返すことで徐々に痛みも治まり…そのまま寝入ってしまうことが多いようです。
また手根管症侯群は中年以降の女性に多く発症し、重篤な症状になれば、親指と小指をくっ付けることができなくなることも…。手根管症侯群の治療法として、ブロック注射・薬物療法・理学療法などが挙げられます。

しびれの症状

しびれの真実を探る No Comments

しびれ…みなさんも一度は経験していると思います。例えば一時的なしびれならば(=長時間歩き続けた結果のしびれ・不自然な姿勢の寝違い・長時間同じ姿勢を保つ等々)、まったく問題ないと思います。
しかし、しびれが慢性的に続くようであれば、何らかの原因を探る必要があると思います。何故なら、しびれは身体の不調を訴えるサインだからです。
実際、しびれを伴う疾患…糖尿病/腎機能障害~炎症性疾患/神経性疾患など、大まかに分類しても100種類以上の病状に関与しているのです。
そうした病状に伴うしびれには、3種類の感じ方があります。
~「運動麻痺」「異常知覚」「感覚麻痺」~この3種類のしびれが、具体的にどのような症状を表すのか考えてみたいと思います。

○運動麻痺…
運動麻痺とは、手足がしびれ動かしにくくなる症状です。この症状に顕著に見られる疾患…それは脳疾患障害です(=脳梗塞・脳内出血)。脳疾患障害を発症した場合、脳から送られる指令が末端神経(=手足)に伝達しにくくなる→手足が、自分自身の意志で動かせなくなる→しびれて力が入らない症状になります。
ここで把握しなければならないこととして、しびれ=感覚的しびれだけでなく、運動機能障害によるしびれもあるということです。


○異常知覚…
「ジンジン・チクチク・ビリビリ・ズキズキ」と蟻が這っているような症状(ときには痛みも伴う)…最も顕著な例…それは正座です。多くの人たちが経験しているのではないでしょうか…正座をし続けて、いざ足を崩して立ち上がろうとした時、足がしびれて思うように動かすことができない…そうした症状を異常知覚といいます。
そして異常知覚はしびれによって、熱さ・冷たさに鈍感になる場合もあります。

○感覚鈍麻(かんかくどんま)…
私たちには、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の五感が備わっています。そうした感覚の中で、「熱湯風呂に手を入れても、熱さを感じない(温覚)」「カチンカチンに凍ったコップを持っても、冷たさを感じない(冷覚)」「針が身体に刺さったとしても、痛みを感じない(痛覚)」というように、手足の感覚がしびれて麻痺している状態を感覚鈍麻といいます。
私たちは、決して侮ってはいけません…「たかがしびれ」と…。何故なら慢性的なしびれを放ってくと、必ず身体に不調をきたすからです。
それ故、もし私たちが「運動麻痺」「異常知覚」「感覚麻痺」のいずれかに気付いたならば、すぐに病院などで精密検査を受けるべきなのです。