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しびれからわかる疾患

しびれを引き起こす原因には、様々な疾患が起因しています。脳血管障害・脊髄疾患・手足の末梢神経症など…
では実際に、どのような疾患がしびれを発症させているのでしょうか。
ここでは、しびれが発症しやすい疾患について触れてみたいと思います。

○一過性脳虚血発作(いっかせいのうきょけつほっさ)…
コレステロール値が高い人は、動脈硬化予備軍といっても過言ではありません。そうした動脈硬化予備軍の動脈=脳に繋がっている動脈の内腔が、狭くなっています。
もし動脈硬化予備軍の血圧が急激に変動した場合、一時的に脳への血流が悪くなります。脳への血流が悪くなる→末梢神経に血液が行き届かなくなる(末梢神経=手足の運動を司る部分)→発作的に、手足がしびれることがあります。発作自体は、数分~長くても数時間で治まると思いますが…その兆候こそ、見逃してはいけないのです。
何故なら、この症状こそ一過性脳虚血発作だからです。そして言うなれば、一過性脳虚血発作は脳梗塞・脳内出血の予兆なのです(=脳の血管が詰まりかけている・破れかけている)。
しびれがすぐに治まったからといって安心するのではなく、精密検査・MRIを受診し、脳血管障害の予防をするようにしてください。発症してから後悔しても、「後の祭り」です。

○胸郭出口症侯群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)…
手・腕に伸びている神経・血管は脊髄から伸びていて、肋骨と鎖骨の間にある隙間を通っています。この隙間=胸郭出口といいます。体型にもよりますが…特になで肩(=肩が下がっている)の場合、胸郭出口が非常に狭くなっています。そのため…その部分を通っている神経・血管が圧迫→手・腕のしびれや痛み(肩凝り)といった症状を引き起こしているのです。その疾患を胸郭出口症侯群といいます。
このような疾患を発症する人はなで肩以外に、美容師・先生・キーパンチャーといった手・腕を頻繁に上下運動させる人に多いようです。
胸郭出口症侯群の治療法として、運動療法・ブロック注射・薬物療法などが挙げられます。しかし重篤な症状になってしまうと、手術せざるを得ない状態になってしまうこともあります。

○手根管症侯群(しゅこんかんしょうこうぐん)…
手に伸びている神経は、3つあります。その神経の1つに正中神経があります。正中神経は手首の関節部分のトンネル筒状の中を通っています(=手根管)。
何らかの原因によって手根管が炎症を起こす→正中神経が圧迫される→手のしびれを引き起こします。この症状を手根管症侯群といいます。
手根管症侯群の特徴として、夜中に手のしびれや痛みを発症することが挙げられます。仮に痛みで目が覚めても、指を曲げる/伸ばすことを繰り返すことで徐々に痛みも治まり…そのまま寝入ってしまうことが多いようです。
また手根管症侯群は中年以降の女性に多く発症し、重篤な症状になれば、親指と小指をくっ付けることができなくなることも…。手根管症侯群の治療法として、ブロック注射・薬物療法・理学療法などが挙げられます。