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顔のしびれ~顔面神経麻痺

しびれの症状は、手や足に限ったわけではありません。時には、顔面に発症する場合もあります。
事実、私の会社の同僚がそうでした。
会社に来て表情を見ると、右顔面がひん曲がって動かなくなっているのです。話を聞くと、朝目覚めたらそうなっていたそうです。この顔のしびれこそ、顔面神経麻痺の症状なのです。
(顔面神経麻痺の最も一般的な症状=Bell麻痺(ベル)といいます。)

○顔面神経麻痺の症状…
突然、発症する疾患です。私たちは、顔の表情によって喜怒哀楽を表現することができます。それほど顔には複雑な神経が、入り組んで走っていることがわかります。
その神経回路が麻痺→口元が下がる・おでこのシワもなくなる・目を閉じることもできなくなる場合も…さらに聴覚過敏・味覚異常などを発症することもあります。
また顔面神経麻痺の症状を、「ワニの涙症候群」と呼ぶこともあります。ワニは捕食する時、涙を流します。顔面神経麻痺患者の場合、唾液腺と涙腺の神経が混乱する=つまり食事をしている時、涙目になってしまう症状をいいます。
しかし何故、何の前触れもなく顔面神経麻痺が発症するのでしょうか。

○顔面神経麻痺の原因…
実は、未だに明確な原因はわかっていません。ただし発症状況として…朝目覚めた時/ストレスが溜まった時/急に冷たい風に当たった時などが多いといわれています。
そして顔面神経麻痺には、「末梢性顔面麻痺」と「中枢性顔面麻痺」に分類することができます。末梢性顔面麻痺は上記に触れた状況=普段の生活環境によって、よく見られることができます。しかし、中枢性顔面麻痺は非常に危険な兆候を示しています。何故なら、脳血管障害による合併症に見られることが多いからです。
(事実、私は脳内出血で倒れた経緯があります。発症して数週間、表情がひん曲がって見るに耐えない表情をしていたそうです。今は以前の表情に戻っています。)
このように未だ不明な点が多い顔面神経麻痺には、どのような治療法があるのでしょうか。

○顔面神経麻痺の治療法…
顔面神経麻痺を発症しても、薬物療法・顔面マッサージなどによって50~80%の確率で完治するといわれています。
自分自身で顔面マッサージをする場合、朝夕の2回、最低でも5分間することをお勧めします。
[両手にベビーパウダーを付ける→その手を顎に押し付け、顔面の上部までゆっくり上に持ち上げる→そのマッサージを何度も繰り返してください。]
(顔面神経麻痺=筋肉が麻痺しているので、下に垂れた状態になります。それを上げることで、麻痺した筋肉を呼び起こします。)
またハーモニカを吹くことも、大切なリハビリの一環になります(顔の筋肉が痩せてしまわないようにするため)。
仮に顔面神経麻痺を発症して顔面マッサージなどをしても、しびれ感が消えないようであれば、必ず専門医に相談するべきです。もしかすると、中枢性顔面神経麻痺の可能性もあるわけですから…