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女性に多く見られる~舌痛症~

様々な身体の部分に発症するしびれ No Comments

ダチョウ倶楽部:上島竜平さんのお家芸といえば「アツアツおでん」…熱い食べ物や飲み物を口にすると、舌がヒリヒリ…しびれて、瞬間的に火傷状態になると思います。もちろん何も身体的に問題がなければ、知らない間に舌のしびれは治まってしまいます(=一過性のしびれ)。
しかし数週間経っても、舌のヒリヒリ感が一向に治まる気配がない場合、何らかの原因によって、舌の疾患に犯されていると考えるべきだと思います。
みなさんは、舌痛症(ぜっつうしょう)という疾患をご存知でしょうか。
「気付かないうちに舌がヒリヒリ・ピリピリしてきて、一向にその症状が治らない。」…これが舌痛症なのです。
舌痛症の症状として、次の事が挙げられます。

・舌のしびれ自体に波があります。
午前中は弱いしびれが続き、夕方~夜にかけて舌のしびれ・痛みが強くなります。
・舌がしびれる場所も、日によって違います。舌の真中・縁…。
・食事や会話など何かに集中している場合、舌のしびれを感じることは少ないようです。
しかしふと気付けば、舌がしびれている状態…。

また舌痛症は、中高年の女性に発症しやすい疾患です(=40~60歳代)。そして舌痛症が発症する原因は、未だにはっきり解明がなされていないのが実情です。
しかし、主な原因はストレスにあるとされています…性格が真面目で几帳面/毎日、健康について意識している/悩むことによる睡眠障害→つまり、何事にも気遣いし過ぎる性格が原因ではないかといわれています。
舌痛症の主な治療法として、薬物治療=抗うつ剤の投与治療が挙げられます。ただし抗うつ剤の場合、副作用があるので専門医としっかり相談をした上、処方しなければなりません。
仮に舌の感覚=ヒリヒリした痛みや灼熱感/しびれるような感覚が数ヵ月続くようであれば、早急に専門医の診断を受ける必要があります。
何故なら舌痛症を発症したことで、更なる重篤な疾患を併発している可能性もあるからです。
例えば、口内炎・口腔カンジダ・ベーチェット病、さらに舌癌まで…
(口腔カンジダ=口腔内に発生するカンジダ菌が異常繁殖して起こる疾患、ベーチェット病=口腔内で皮膚炎・関節炎・血管炎などの慢性的疾患を繰り返し発症する疾患)
舌のしびれを、甘く見てはいけません。
何度もいいますが…「そのうち治る」と思って放置せず、気になるのであれば専門医でしっかり診断を受けてください。

顔のしびれ~顔面神経麻痺

様々な身体の部分に発症するしびれ No Comments

しびれの症状は、手や足に限ったわけではありません。時には、顔面に発症する場合もあります。
事実、私の会社の同僚がそうでした。
会社に来て表情を見ると、右顔面がひん曲がって動かなくなっているのです。話を聞くと、朝目覚めたらそうなっていたそうです。この顔のしびれこそ、顔面神経麻痺の症状なのです。
(顔面神経麻痺の最も一般的な症状=Bell麻痺(ベル)といいます。)

○顔面神経麻痺の症状…
突然、発症する疾患です。私たちは、顔の表情によって喜怒哀楽を表現することができます。それほど顔には複雑な神経が、入り組んで走っていることがわかります。
その神経回路が麻痺→口元が下がる・おでこのシワもなくなる・目を閉じることもできなくなる場合も…さらに聴覚過敏・味覚異常などを発症することもあります。
また顔面神経麻痺の症状を、「ワニの涙症候群」と呼ぶこともあります。ワニは捕食する時、涙を流します。顔面神経麻痺患者の場合、唾液腺と涙腺の神経が混乱する=つまり食事をしている時、涙目になってしまう症状をいいます。
しかし何故、何の前触れもなく顔面神経麻痺が発症するのでしょうか。

○顔面神経麻痺の原因…
実は、未だに明確な原因はわかっていません。ただし発症状況として…朝目覚めた時/ストレスが溜まった時/急に冷たい風に当たった時などが多いといわれています。
そして顔面神経麻痺には、「末梢性顔面麻痺」と「中枢性顔面麻痺」に分類することができます。末梢性顔面麻痺は上記に触れた状況=普段の生活環境によって、よく見られることができます。しかし、中枢性顔面麻痺は非常に危険な兆候を示しています。何故なら、脳血管障害による合併症に見られることが多いからです。
(事実、私は脳内出血で倒れた経緯があります。発症して数週間、表情がひん曲がって見るに耐えない表情をしていたそうです。今は以前の表情に戻っています。)
このように未だ不明な点が多い顔面神経麻痺には、どのような治療法があるのでしょうか。

○顔面神経麻痺の治療法…
顔面神経麻痺を発症しても、薬物療法・顔面マッサージなどによって50~80%の確率で完治するといわれています。
自分自身で顔面マッサージをする場合、朝夕の2回、最低でも5分間することをお勧めします。
[両手にベビーパウダーを付ける→その手を顎に押し付け、顔面の上部までゆっくり上に持ち上げる→そのマッサージを何度も繰り返してください。]
(顔面神経麻痺=筋肉が麻痺しているので、下に垂れた状態になります。それを上げることで、麻痺した筋肉を呼び起こします。)
またハーモニカを吹くことも、大切なリハビリの一環になります(顔の筋肉が痩せてしまわないようにするため)。
仮に顔面神経麻痺を発症して顔面マッサージなどをしても、しびれ感が消えないようであれば、必ず専門医に相談するべきです。もしかすると、中枢性顔面神経麻痺の可能性もあるわけですから…

足のしびれ

様々な身体の部分に発症するしびれ No Comments

慢性的な足のしびれを感じる場合、「両足がしびれる場合」と「片足がしびれる場合」があります。(ここでは「両足がしびれる場合」を考えてみたいと思います。)
両足がしびれる場合、中毒疾患・代謝性疾患・栄養障害等々といった全身に及ぶ内科的疾患がほとんどです。
そして内科的疾患の代表的な病状…それが「糖尿病」です。「手のしびれ」でも少し触れましたが、糖尿病の初期症状として、全身の末梢神経にしびれの症状を引き起こします。
[足から左右対称にしびれを感じる→そのしびれは膝全体まで感じ始める→そして、左右に手指から腕全体に広がる…最終的にしびれ+痛み→感覚が鈍ることに…]
また中毒疾患の代表例として、アルコール性末梢神経障害が挙げられます。
アルコール性末梢神経障害は当然のことながら、アルコールの過剰摂取によってしびれの症状を引き起こします。ただしほとんどの場合、アルコールの飲み過ぎによる足のむくれが原因で、一過性の足のしびれの症状を引き起こしているに過ぎない傾向にあります。
そして足のしびれの症状として…「おしりや太腿の裏側のしびれ」「膝の裏側のしびれ」「足先のしびれ」→「しびれから併発する歩行困難・起立困難」を発症する疾患があります。その疾患こそ、坐骨神経痛なのです。
坐骨神経痛は、ある1つの疾患から発症するものではありません。様々な疾患が原因となって、坐骨神経痛という疾患を発症するのです。
(様々な疾患=腰椎椎間板ヘルニア・腰部脊椎間狭窄症など)
坐骨神経痛のしびれの特徴として、おしり→足先へ向かうことが挙げられます。
もともと坐骨神経には、3種類の神経系が走っています~「知覚神経」「運動神経」「自律神経」~そして坐骨神経痛によって3種類の神経系が圧迫され、足のしびれ・痛みを伴うのです。
[知覚神経の圧迫→足のしびれや痛み…運動神経の圧迫→歩行/起立困難といった運動機能障害を引き起こします。]
坐骨神経痛を発症した場合、まず状態の確認をする必要があります。例えば腰を曲げた時、しびれを強く感じる/腰を大きく反った時、しびれを強く感じる/足が地面に着いた時、しびれを強く感じる等々…つまりそれぞれの状態によって、坐骨神経痛を発症した元の疾患が特定できるからです。
(もちろん、しびれも含め症状が深刻な時は、安静を保つことが第一条件なのは言うまでもありません。)
足のしびれは上記に明記した疾患以外に、更年期障害・心身症・過度のストレス等々から症状を引き起こします。足のしびれも手・腕のしびれ同様、様々な疾患と関連しています。
「足のしびれがどうも気になる」…そう感じるのであれば、何はともあれ専門医にきちんと診察をしてもらうことが先決だと思います。

手のしびれ

様々な身体の部分に発症するしびれ No Comments

朝目覚めたら、手や腕がしびれている(=寝ている間、片方の腕がずっと下になっていたため)…このような経験は、誰しも経験があると思います。そして、そのようなしびれはすぐに治まります(=一過性の症状)。当然、その程度の手や腕のしびれならば何も心配する必要もないのですが、厄介なしびれの症状を示している場合もあります。
それが「手や腕の慢性的なしびれ」です。
実際、手や腕のしびれが重篤な症状を引き起こすキーポイントになっていることが多いのです。それ故、慢性的なしびれ=以前からしびれが続いている→治療院などで原因を調べる必要があります。

○神経圧迫…
手や腕には、無数の神経系が走っています。無数の神経系の種類は…橈骨神経(とうこつ)・尺骨神経(しゃっこつ)・正中神経(せいちゅう)・腋窩神経(えきか)・筋皮神経(きんぴ)…。これらの神経系が圧迫されると、様々なしびれを発症するのです。例えば、「しびれからわかる疾患」で触れた「胸郭出口症侯群」「手根管症侯群」が挙げられます。

○脊髄障害…
脊髄の障害によって、手や腕のしびれを発症することもあります。最も代表的な疾患が、頚椎症(=ヘルニア)です。頚椎症は頚椎に負荷が掛かり過ぎることで、手や腕にしびれの症状を引き起こします。また頚椎が変形(=飛び出す)する原因の1つに、加齢・交通事故などが挙げられます。
そして私たちがよく耳にする頚椎症といえば、椎間板ヘルニアではないでしょうか。
椎間板ヘルニアは背中の軟骨が飛び出してしまうことで、神経を圧迫(=刺激)→手ばかりでなく、足にもしびれの症状を引き起こします。
また頚椎症治療の絶対条件として、飛び出してしまった頚椎部分に負荷を掛けないことです。何故なら頚椎を圧迫し続けた場合、身体の一部が不自由になることも考えられるからです。

○糖尿病…
「糖尿病としびれ、一体どんな関連性があるの?」…こう考える人も多いと思います。
糖尿病を発症すると、血糖値が異常に高くなります(正常な人で、80~100mg/dl)。そして糖尿病の症状として、末梢神経(=手足)からしびれを引き起こす場合が多いのです。
しかも糖尿病の場合、しびれだけではありません。末梢神経に痛みも発症し始め…症状が進むと感覚が鈍ることも…。糖尿病を放っておくと末梢神経のしびれに留まらず、顔面麻痺・排泄障害・筋肉萎縮など様々な症状を併発します。
手や腕の慢性的しびれは、疾患の前兆なのです。そうした前兆を見逃してしまうと…絶対に身体の危険信号を無視してはいけません。