しびれ~一過性脳虚血発作(TIA)について~
みなさんも、身体にしびれを感じたことはあると思います。
そうしたしびれの症状…もしかしたら「いずれ治るだろう。」と思い、そのまま放った状態でいませんか。
だとすれば、すぐに病院へ行くべきです。
何故なら、しびれは大病を発症する前兆ともいえる症状だからです。
そんな病状の1つに、一過性脳虚血発作(TIA)があります。
一過性脳虚血発作の場合、脳の中で最も小さい動脈が一時的詰まる/動脈が細くなることで、血流が減少する症状をいいます。
この症状が発症することによって、しびれはもちろんのこと、半身麻痺/軽い言語障害を併発する場合もあります。
しかし一過性脳虚血発作は数分~数時間で、しびれやその他の症状も回復してしまいます。
何故なら、血栓が溶ける/減少していた血流が回復してしまうからです。
だからといって、放っておくと…大変な疾病を併発する恐れがあるのです。
つまり一過性脳虚血発作が何度も再発を繰り返す→数年以内に脳血管障害を発症しかねないのです(=20~30%の確率で)。
一過性脳虚血発作を発症しやすいということは、血管自体が詰まりやすくなっている証拠でもあるわけです。
みなさんもしびれに対して、もっと敏感になるべきではないでしょうか。