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しびれと年齢の相関性について

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私の記憶では小学生や中学生といった若者から、「(慢性的に)身体がしびれる」という症状を耳にしたことがありません。そして私も50歳になりますが、慢性的にしびれが続く経験をしたことがありません。
そう考えれば、年齢が原因で「しびれの症状」を発症するということではないような気がします。
でも何故、年齢を重ねた多くの方が「しびれの症状」を訴えているのでしょうか。実は私たちは年齢を重ねることによって、身体に変調をきたすことが増えてきます(=身体も老化しています)。
つまり、ある疾患を発症することで「しびれの症状」を引き起こしている訳です。
[加齢を重ねる→ある疾患を発症する→疾患の症状としてしびれを引き起こす。]
そして最も顕著な疾患を挙げるとすれば、骨粗しょう症だと思います。
骨粗しょう症は新しい骨を形成する力(=成分)が弱くなる=骨密度が低くなることで、ちょっとした動作(=少しだけ力が掛かる)で骨が折れる/潰れるといった症状を引き起こす疾患です。そしてそうした症状が進行していく過程で、身体中にしびれの症状を引き起こしているのです。
さらに骨粗しょう症以外にも、加齢によって様々なしびれを引き起こす疾患が考えられます。
例えば…腰椎椎間板ヘルニア・坐骨神経痛・変形性腰椎症・糖尿病・多発性神経症など…
そうした状況を捉えていくと…年齢(=加齢)が、しびれの症状を引き起こす1つの要因になっているといって間違いないと思います。
[加齢を重ねていくと、しびれ=単なる軽い症状と思うことが、結果として身体に潜んでいた疾患を深刻化させてしまうのです。]
日本人の寿命は女性86.39歳・男性79.64歳と世界一の長寿国です。そして寿命を考えると、アラフォー世代でもまだまだ若いと考える人も多いようです。
しかし寿命がどれほど伸びようとも、確実に身体は加齢を重ねていきます。
私たちは40歳代を迎えると同時に、「最近、何となくしびれを感じる」「しびれがいつまでたっても、とれない」等々と気になっているのであれば、「まだ大丈夫」と思うのでなく、早めに専門医の診察を受けるべきなのです。
診察を受けて何も問題なければ、それだけのハナシで終わるわけですから(=精神的安心感)…くれぐれも、しびれの症状を決して甘く見ないように…

他にもあるしびれの疾患

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しびれの症状が、精神障害疾患から引き起こされることをご存知でしょうか。
(「どうして、しびれが精神障害疾患と関係あるの?」と思うかもしれません。)
しかし、心の病は内科的疾患と同じくらい身体に悪影響をもたらしているのです。ここでは、2つの「しびれと精神障害疾患」について触れてみたいと思います。

○パニック障害…
最近、多くの芸能人がカミングアウトをしてくれたことによって、パニック障害は身近な疾患として捉えられるようになってきました。
実際、パニック障害は2~3%の割合で発症するといわれ、老若男女、誰が発症しても何ら不思議のない疾患なのです。
パニック障害はある日突然、激しいめまいやしびれ・呼吸困難・吐き気・息苦しさ等々を発症します。その症状の原因には、精神的+肉体的…双方が関与していると考えられています。
そしてパニック障害が、何故深刻な症状を引き起こすのかといえば…「発作が起こった時、身体的症状が発症したらどうしよう。」と思い込む不安感によって、精神的に追い込まれてしまうからです。
ただしパニック障害の場合、早期に発見されれば、そうした連鎖反応を断ち切りやすい=比較的、治り易い疾患とも考えられています。

○過呼吸症候群…
ある日突然、呼吸が苦しくなる→症状によっては、手足や口にしびれた感覚に襲われる→酷くなると、指が痙攣した状態になることも(=テタニー症状)…
過呼吸症候群は、「激しい過呼吸+無呼吸」が交互に繰り返し起こることによって、息苦しくなる症状をいいます。
(過呼吸になった人が、ビニール袋・紙袋を口に当て呼吸すると落ち着きます。)
ただし過呼吸症候群の場合、「死に至らしめる」「後遺症を残す」といったことはありません。発作は長ければ数十分続くこともありますが、必ず時間とともに軽快していきます。
過呼吸症候群もパニック障害と同じように一度発症してしまうと、自分自身で発作をコントロールすることができません。そしてその発作はある出来事が引き金となり、精神的不安感を生じることによって発症してしまうのです(=それはある意味、強いストレスといえます)。
このようにしびれの症状は、怪我や事故によってのみ発症するわけではないのです。
しびれの症状=精神的+心理的圧迫が、自分自身を自然に悪循環へ向かわせて発症する症状でもあるのです。そしてそうした精神障害疾患は、誰にでも発症しうる可能性があることを認識しなければならないのです。

様々なしびれ対策

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何となく手足がしびれる・皮膚ががさつき、ムズムズする・アリが皮膚の上を歩いているように感じる(=蟻走感(ぎそうかん))…このような異常知覚は、必ずしもある特定の疾患が原因というわけではありません。
何故なら上記のような症状は、加齢=更年期を迎えると誰でも発症しうる症状だからです。そしてそのような症状を緩和するために、私たちは様々なしびれ対策を講じる必要があります(専門医に通う前に…)。
特に更年期を迎えた女性にとって、異常知覚は深刻な問題です。
更年期になると、女性ホルモンが減少します=コラーゲンなどのタンパク質繊維が減少し、肌の弾力性・潤いが減少します(=皮膚を守っている皮脂膜・角質層の働きも低下します)→それによって、皮膚のしびれ・かゆみ等々の症状が起こります。
そうしたしびれ・かゆみ対策として…

・保湿クリームを使うことで、肌に潤いを持たせます。
・日常生活での工夫→お風呂はぬるめのお湯にゆっくり浸かる/しびれやかゆみを無くそうと
して、身体を激しく洗わない/刺激性の強いアルコール石鹸を使わない(=無添加石鹸が
肌に潤いを持たせます)/肌に優しい衣類を着る等々…肌を乾燥させないようにする工夫が、
皮膚のしびれ・かゆみ抑える決め手となります。
・カルシウムをしっかり補います。カルシウムが不足→体調不良を引き起こし、自律神経を
不安定に→手足のしびれやかゆみを引き起こします。カルシウムを多く含む食物は、
牛乳・チーズなどの乳製品/小魚/レバー等々が挙げられます。

また、しびれやかゆみを緩和させる手段として、サプリメント(=栄養補助食品)を摂取することもしびれ対策の1つです。
特に「ビタミンB12」を含むサプリメントは、更年期の女性に限らずすべての女性にとって、効果的な栄養補助食品だといえます。

ビタミンB12の主な効果として…
・末梢神経の機能維持を回復させ、頭痛・腰痛・肩凝りといった痛みを緩和します。
(仮にビタミンB12が不足すると→赤血球の再生に悪影響を及ぼす→貧血状態を引き起こします。また末梢神経の機能が鈍る→頭痛などの痛みだけなく、手足にしびれを引き起こします。)
もちろん、しびれ・かゆみの症状から疾患を探ることも大事ですが、自分自身で出来うるケアも心掛ける必要があると思います。
何故なら、そうすることが健康のための「確実な一歩」に繋がるからです。

しびれのリハビリ~脱感作療法~

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理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が働いている場所…それはリハビリテーションの現場です。
そして、そのリハビリの現場でよく見かける光景…脳内出血/脳梗塞といった脳血管障害によって、中枢神経系の障害を発症した患者様の姿(=感覚障害)です。
感覚障害…つまり、片麻痺のしびれを意味します(=特に上肢「肩から手指」にかけて、著しい障害を持ちます)。そして、脳血管障害を患った患者様の場合、感覚的刺激に対して過剰反応を起こすことが挙げられます。
例えば「かっけ」…普通の人は膝下を叩いても、少し足が上がるだけです。しかし脳血管障害の患者様の場合、過剰に足が跳ね上がります。そして、このようなしびれの症状を緩和させるリハビリの1つに、「脱感作療法」があります。

~脱感作療法~(ウィキペディアより引用)
[『脱感作療法は、行動療法の一技法。古典的条件づけを理論的基礎とする。不安の対象となる状況・モノに対して、それらを対象者の主観的刺激の強弱によって階層化する。
また脱感作と呼ばれるリラクゼーション(主に筋弛緩などを用いる)を学ぶ。そして十分にリラックスした状態で階層的に低い不安対象に暴露してゆく技法。』]

表現自体が非常に難しいのですが…右片麻痺を発症しているとします。そこに熱湯があります。当然、左手ならばすぐに熱いと感じ、熱湯から左手を抜きます。しかし、麻痺側の右手を熱湯につけても、熱さを感じにくくなっているため、熱湯から右手をしばらく抜きません。そうすれば、麻痺側の右手は火傷を負うことになります。
つまり脱感作療法とは、しびれなどの感覚を刺激の少ない状態で認識させることを目的にした作業療法なのです。
そして、感覚障害によって起こり得る火傷・怪我などの危険性を理解させる/四肢を見える部分で常に操作するといった視覚的代償法を指導するのです。
実は私も脳血管障害によって、右片麻痺を発症した1人です。
そして感覚が鈍くなっているため、少々の痛みでは気付かなくっているのです。私の場合、絶えずしびれを感じているので、何をするにしても右側を必ずチェックしてから行動するようにしています。

(ここからは個人的意見になります。)
確かに脱感作療法は一定の効果があると思いますが…長い期間をかけて脱感作療法を継続し続けることは、非常に難しいと感じます。
何故なら、患者様の意識が萎えてしまうからです…意識を持つことが難しい麻痺側で意識を持つことは、かなりの集中力を要す→面倒くさくなるからです。

しびれにアプローチ…鍼灸院…

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ビリビリ・ピクピク…一般的に身体に発症するしびれは、自覚症状を感じます。この症状を異常知覚といいます。そして、人によっては運動麻痺(自分の意志で動かそうとしても動かすことができない)を、しびれと感じることもあります。
さらに、皮膚を触っても何も感じない感覚鈍麻/少し触っただけでも、異常に感じてしまう感覚過敏…しびれの症状だけを考えてみても、「異常知覚・運動麻痺・感覚鈍麻(=感覚過敏)」があります。
鍼灸院のしびれに対するアプローチは、異常知覚がメインとなります。
まず鍼灸院の治療は、「異常知覚=末梢神経のしびれ」を原因追及することから始まります。
私たちの身体は、しびれを感じる感覚受容器を持っています。感覚受容器とは、皮膚表面付近にある「痛覚・温冷覚・触覚」と、皮膚の深層部にある「振動覚・関節位置覚」のことをいいます。
そして「痛覚・温冷覚・触覚・振動覚・関節位置覚」が感じた情報が、末梢神経を通じて神経根・脊髄・脳幹・視床へ→大脳の感覚中枢に伝達されます。つまり、しびれを感じる場合(=異常知覚)、「神経根・脊髄・脳幹・視床」のどこかで障害を受けることによって、しびれの症状が現れてくるのです。
上記でも触れましたが、しびれの症状=自覚症状→外見から見抜くことはできません。それ故、その原因を追及することが重要になってきます。
~しびれの症状は、神経を圧迫されることによって引き起こされます~
鍼灸治療では患者様との問診によって、圧迫を受けている神経部分のツボを決めていきます。そして、神経を圧迫している周辺の筋肉の緊張を和らげます。筋肉の緊張が緩和されれば、圧迫によって発症した炎症部分を除去することができます。
またしびれの症状と同時に、神経の圧迫を受けた部分が痛みを伴うことがあります。鍼灸治療では、しびれと同時に痛みも緩和することができます。
さらに鍼灸治療では、病院で検査を受けても原因を特定することができなかった「手指のしびれ」に対しても、アプローチを試みています。
手指のしびれの場合、血流の悪循環によって症状が引き起こされることが往々にしてあります。つまり血流改善のツボを刺激することで、原因不明の手指のしびれも改善されることが多いのです。
このように鍼灸治療は様々な観点から、しびれの症状を改善することができるわけです。
鎮痛効果・消炎効果ばかりでなく、免疫力をアップ→自然治癒力を高める働きがある鍼灸治療…そして想像以上に即効性があることも、見逃すことができないメリットです。

しびれにアプローチ…整骨院…

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・手のしびれ=頚椎ヘルニア/変形性頚椎症/頚肩腕症候群など…
・足のしびれ=坐骨神経痛/頚椎椎間板ヘルニア/脊柱管狭窄症/梨状筋症候群など…

「しびれの症状」は、日頃の身体のケアによって早期発見することができます(=ちょっとした違和感にも気付くことができます)。
そして整骨院も、早期発見ができる治療院の1つです。
ここで1つ、疑問があります…整骨院と整形外科…一体、違いはどこにあるのでしょうか。
[整骨院=東洋医学・整形外科=西洋医学…整形外科は診た状態を診察しますが、整骨院は手技も取り入れることで、目に見えない部分も治療します。]
例えば整形外科でしびれを診察してもらったとしても(=レントゲン)、何も映らなければ正常と診断されます。整骨院は違います。目に見えない身体内部の異常を発見することができるのです。それは整骨院の施術者が、柔道整復師という国家資格を取得しているからです。
そうした状況を判断した上で、どの治療院を選択するべきか…それは患者様に委ねられるわけです。あくまで個人的意見になりますが、「しびれの症状」の診察を受けるのであれば、整骨院の治療法が効果的だと考えます。

○整骨院のしびれに対するアプローチ…
しびれの原因は、本当に様々です。しかも、しびれは精神的不安を発症させます。「脳内に異常があるのではないか?」「神経経路がおかしくなったのではないか?」…しびれの根本的原因がわからなければ…重篤な疾患が、隠れている可能性もあるわけです。
整骨院では、しびれの原因が「神経系の異常」「血流障害」にあると考えています。

・神経系の異常…神経を圧迫している筋肉の緊張を取り除くことで、神経細胞を正常に機能させます。
・血流障害…神経を圧迫している部位の血流を改善することで、しびれを回復させます。
(もちろん、脊髄障害・脳障害がしびれの原因の場合もあります。そうした場合、整形外科で手術の可能性もあります。)

また整骨院では、手技といった東洋医学だけで「しびれの症状」にアプローチするのではなく、神経を圧迫している患部に対して西洋医学的治療法も取り入れています。
最新低周波治療・ホットパック治療など…これらを組み合わせることで、しびれの症状をより早く治療させようと考えています。
東洋医学だけでなく西洋医学も取り入れている整骨院は、様々な組み合わせによって「しびれの症状」を解消することができるのです。

しびれにアプローチ…整体院&カイロプラクティック…

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整体院=東洋的治療/カイロプラクティック=西洋的治療…名称の違いはありますが、両治療院とも根本的に「痛みの元になる部分を施術しなければ、根治とはいえない」という基本理念に基づいています。
もちろん、しびれについても基本理念に基づき施術を行っています。
整体院&カイロプラクティックは、「身体に発症する痛みは、神経を圧迫する危険信号」と捉え→その神経を圧迫している根本原因を取り除かなければ、痛みがしびれに移行→神経圧迫により神経細胞が犯される→慢性的疾患になり、治療が長期的に及ぶと考えています。
それ故、身体に発症するしびれは、神経を圧迫している部分=椎間板(軟骨)のズレが生じていないか、チェックすることが重要だと捉えています。
そして整体院&カイロプラクティックの施術者は、神経を圧迫している神経経路を手技によってチェックすることで、しびれの根本的原因になっている部位を見つけることができるのです。

○異常知覚による手足のしびれを発症する場合…
整体院&カイロプラクティックの施術者は、身体中を矯正することで脊椎サブラクセーションを取り除きます。
(サブラクセーション=骨の歪みを矯正することで、身体の機能障害を治癒することをいいます。)

○上肢がしびれや痛みを発症する場合…(顎・肩・腕・手)
上肢のしびれや痛みの原因は、頚椎症による症状がほとんどです。つまり椎間孔から出ている神経根が圧迫→その神経根が上肢を支配しているため、「顎・肩・腕・手」などにしびれや痛みを発症→頚椎症が重症になれば、マヒ・めまい・耳鳴り等々を発症することもあります。施術法として頚椎下部を矯正することで、しびれや痛みを改善に導きます。
○腰椎がしびれや痛みを発症する場合…
腰椎に原因がある場合の症状として、坐骨神経痛(=頚椎椎間板ヘルニア)が挙げられます。
(坐骨神経痛・頚椎椎間板ヘルニアは、すでに明記しています。「足のしびれ」 「腰痛からくるしびれ~疾患を探る~」
一言加えるとしたら、「腰椎を矯正することで神経圧迫は取れたとしても、患者様の中には1ヵ月程度、しびれが続く」場合があります。もちろん、しびれは徐々に治癒していきます。
仮に妙なしびれや痛みが続いているならば、絶対に1人で悩まないでください。そして今以上症状が悪くならないために、早めに整体院&カイロプラクティックの施術を受けることをお勧めします。
目に見えない体感部分を矯正する施術=プロフェッショナルな証です。

職業からくるしびれについて

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職業病という言葉を聞いたことがあると思います。
(職業病=医学用語的にいえば「職業性疾病」、労働基準法的にいえば「業務上疾病」)
例えばスポーツ選手が身体の一部を怪我した場合(=サッカー選手がアキレス腱を損傷)…ある意味、それも職業病といえるかもしれません。
つまり職業病には、様々な疾病症状が発症しているのです。
(職業病を認定する/しないで、数多くの保障や訴訟などが新聞紙面を飾っています。)
そして、職業が原因で「しびれの症状」を発症する場合もあります。
実際、私たちの周りにはしびれによる様々な職業病があります。

・電車の運転士/道路工事で削岩機を操る運転士などは、絶えず強い振動を身体に感じることで
、しびれの症状を発症します(=血管運動神経障害)。
・圧縮空気などを動力とする電気モーター/エンジンの操縦士などは、工具の振動によって
しびれを発症します(=振動病・振動障害)。
・長時間、パソコンに従事している人/同じ姿勢をずっと取り続けている人たちは(=キーパン
チャー)、頸肩腕障害を発症します。そして顎・肩・腕の痛みと同時に、震えやしびれの症状
を発症します。

しかし、そうしたしびれを伴う職業病を解消する方法があります。簡単にいえば、長時間にわたり同じ作業をしなければいいのです。
身体のバランスを考えた時、職業病によるしびれの症状は、ある一ヵ所に負荷が掛かり過ぎることによるものだとわかっています。つまり負荷が集中しないように、定期的に休憩する・簡単な全身ストレッチをすることで、しびれの症状を予防/改善することができるのです。
ちなみに、職業上の負荷としびれの症状との間にハッキリした因果関係が認められれば、労災の認定を受けることができます(=業務上疾病)。
しかし、しびれの症状を伴う職業病にも、注意しなければならいことがあります。
それが振動病(=振動障害)の場合です。
例えば、振動病によるしびれが今でも続いている…しかも、職業として現在も操縦を続けているのであれば、何ら問題なく労災認定が認められると思います。しかし、その職業を辞めて3年以上経過している場合、しびれの症状が続いていたとしても労災認定の申請が受理されにくくなっているからです。
どちらにしても、しびれの症状による職業病を労災認定してもらうならば、早めの対応を心掛けることが必要です。

手の指のしびれ~むち打ち症~

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手指のしびれをチェックすると、思わぬ疾患に繋がることがあります。それが「むち打ち症」です。
むち打ち症といえば、交通事故の後遺症が思い浮かぶのではないでしょうか。実は、むち打ち症という疾患名はありません(医学用語で「頚椎ねんざ」を意味します)。
そしてむち打ち症の一般的な症状として、首のしびれ・痛みが挙げられます。
軽度なむち打ち症であれば…1~2日経過後に症状が現れ、2~3週間、首を頚椎カラーネックで固定することで(=安静)、症状は落ち着いてきます。
そして、3ヵ月前後でむち打ち症の70%の患者様が治癒します。もちろんその期間、別の部分にしびれ・痛みが発症すれば、きちんと診察を受ける必要があります。
しかし、むち打ち症は首にしびれ・痛みを発症させるばかりではありません。手指にしびれ・痛みを発症することが、往々にしてあるのです。
実際、手指のしびれ・痛みは首のしびれ・痛みに惑わされ、気付かないこともあります。そして首のしびれ・痛みが治まった頃に、手指のしびれ・痛みも治まる…そして、ある日突然、急に症状が再発するのです。
私たちは、覚えておく必要があります…しびれの症状が、「神経を圧迫されることで、神経障害を引き起こしている」可能性が高いことを…
そして、しびれ・痛みが再発する/治まるといった症状を繰り返すことが、神経障害の原因がどこにあるのか困難にさせていることを…
むち打ち症のしびれ・痛みの診察として…まず、首や胸部の骨の変形をチェックします。それと同時に、筋力や反射感覚といった神経障害チェックも行います。もちろん、神経圧迫による神経障害=激しいしびれ・痛みの症状があれば、手術の可能性もあります。
とにかくむち打ち症の場合、神経を圧迫している原因を早急取り除くことが急務です。何故なら、しびれ・痛みが後遺症として残る可能性があるからです。
では後遺症が残らないために、むち打ち症ではどのような治療法が行われているのでしょうか。
まずしびれ・痛みがあれば、鎮痛消炎剤が処方されます(=軽度な症状)。しかし3ヵ月以上、鎮痛消炎剤を処方しても効果がない場合、神経ブロック療法が行われます。

[神経ブロック療法=しびれ・痛みの伝達経路になっている神経に、局所麻酔剤を注射する療法)
しかし、むち打ち症による後遺症=特に手指のしびれ・痛みは、治癒しにくいのが現実としてあります。
(整形外科の治療法だけでは、完治しづらい)
そうした場合、整体院・カイロプラクティック・整骨院・鍼灸院などの施術を受けることが、むち打ち症の後遺症を改善できる唯一の手段だと思います。
何故なら、頚椎ねんざの治療を専門分野として施術している治療院が多いからです。
もしあなたが長年、手指のしびれ・痛みに悩まされているのであれば、一度上記の治療院で施術を受けることをお勧めします。

足のしびれ~糖尿病~

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しびれのサインは、様々な疾患を連想させます。特に足=親指のしびれは、ある重篤な疾患を引き起こしているかもしれません(=初期症状)。
重篤な疾患…それが糖尿病です。今までも「しびれ=糖尿病」について明記しましたが、より具体的に触れてみたいと思います。
3大合併症の1つ…糖尿病の初期症状として、神経障害=足親指のしびれがあります。
普通、糖尿病=メタボリックシンドロームというイメージが強いと思います。そしてメタボリックシンドロームが、しびれの症状と大きく関係しているのです。
[メタボリックシンドローム→高血糖(血液中の血糖値が高い状態)→末梢神経を傷つける→神経障害を併発→しびれの症状]
そして糖尿病の初期症状として(=多発性神経障害)、手にしびれが発症せず、足にしびれの症状が起こります。
この初期症状を放置すると…しびれ+痛みを発症→足自体の皮膚感覚が低下(=異常感覚)→最終的にしびれ・痛みを感じなくなる=無感覚症状を引き起こすことになります(無感覚症状=神経の壊死を意味します)。
糖尿病の恐ろしさは、異常感覚になるまで気付かない患者様が多いことです。つまり気付いた時には、重篤な症状を発症しかねない状態までなってしまっているのです。
だからこそ、ちょっとしたしびれに対しても神経を使う必要があるのです。
こうした糖尿病を原因とする足親指のしびれは、当然、糖尿病を治療することが原則になります。

糖尿病の治療法は、3つを組み合わせなければなりません…「食事療法・運動療法・薬物療法」…
[バランスの摂れた食事療法をすることで、カロリー量を調節…そして、毎日の運動療法によって肥満を解消しながら、薬物療法で血糖値を抑える。]
仮に「食事療法・運動療法・薬物療法」によって一時でも完治したとしても、絶対に治療法を中断してはいけません。
何故なら治療を中断してしまうと、すぐに血糖値が上昇してしまうケースが多いからです。数値的に完治したとしても、1~2ヵ月に1度、定期的に血液検査を受けることが「転ばぬ先の杖」になるのです。
上記でも触れましたが、糖尿病は自覚症状が非常に出にくい疾患です。それ故、隠れ糖尿病の人もかなり多いといわれています。
確かに、初期症状のしびれ感覚はわかりづらいかもしれません。しかし、あなた自身が「糖尿病の気がある」「肥満体型である」「親族に糖尿病を発症した人がいる」のであれば、ちょっとしたしびれに対しても専門医で診断を受けるようにするべきです。