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しびれのリハビリ~脱感作療法~

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が働いている場所…それはリハビリテーションの現場です。
そして、そのリハビリの現場でよく見かける光景…脳内出血/脳梗塞といった脳血管障害によって、中枢神経系の障害を発症した患者様の姿(=感覚障害)です。
感覚障害…つまり、片麻痺のしびれを意味します(=特に上肢「肩から手指」にかけて、著しい障害を持ちます)。そして、脳血管障害を患った患者様の場合、感覚的刺激に対して過剰反応を起こすことが挙げられます。
例えば「かっけ」…普通の人は膝下を叩いても、少し足が上がるだけです。しかし脳血管障害の患者様の場合、過剰に足が跳ね上がります。そして、このようなしびれの症状を緩和させるリハビリの1つに、「脱感作療法」があります。

~脱感作療法~(ウィキペディアより引用)
[『脱感作療法は、行動療法の一技法。古典的条件づけを理論的基礎とする。不安の対象となる状況・モノに対して、それらを対象者の主観的刺激の強弱によって階層化する。
また脱感作と呼ばれるリラクゼーション(主に筋弛緩などを用いる)を学ぶ。そして十分にリラックスした状態で階層的に低い不安対象に暴露してゆく技法。』]


表現自体が非常に難しいのですが…右片麻痺を発症しているとします。そこに熱湯があります。当然、左手ならばすぐに熱いと感じ、熱湯から左手を抜きます。しかし、麻痺側の右手を熱湯につけても、熱さを感じにくくなっているため、熱湯から右手をしばらく抜きません。そうすれば、麻痺側の右手は火傷を負うことになります。
つまり脱感作療法とは、しびれなどの感覚を刺激の少ない状態で認識させることを目的にした作業療法なのです。
そして、感覚障害によって起こり得る火傷・怪我などの危険性を理解させる/四肢を見える部分で常に操作するといった視覚的代償法を指導するのです。
実は私も脳血管障害によって、右片麻痺を発症した1人です。
そして感覚が鈍くなっているため、少々の痛みでは気付かなくっているのです。私の場合、絶えずしびれを感じているので、何をするにしても右側を必ずチェックしてから行動するようにしています。

(ここからは個人的意見になります。)
確かに脱感作療法は一定の効果があると思いますが…長い期間をかけて脱感作療法を継続し続けることは、非常に難しいと感じます。
何故なら、患者様の意識が萎えてしまうからです…意識を持つことが難しい麻痺側で意識を持つことは、かなりの集中力を要す→面倒くさくなるからです。